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夢詩 〜旅の途中〜 

旅の途中である
家族といる

電車がなぜかとまったようで
古びた旅館のようなところに一時避難する

そこの女将がどこか疲れた顏をして
この辺のむかし話をしてくれる

今日は
ここいらのお祭りがあるという事である

ここでゆっくりしていきなさいといわれるが
夫がここはいやだと顏で訴えるのでおいとまする事にする

急にはばかりに行きたくなるが
玄関先にあるというのでそろそろと立ち上がる

きれいで速く水が流れている小川のようなものの上に
ギザギザの穴が二つあり これが はばかりであるらしい

ここではおだくはきれいにながされていくだろうと等と思いながら
バス亭のようなところに辿り着く

そこいらの古い地図が描いてあり遺跡のようなものがあるらしい
バスがちょうど着いたので乗り込む

バスは山道を行く 女将が言っていたように落ち武者のような人たちが
輪になって白い紐を真ん中に舞を舞っているのが山道の向こう側に見える

それに気を取られていたのか ヘヤピンカーブ過ぎたのか
バスが曲がりくねった道の脇で転倒する

逆さまになりながら 窓の外を見ると
さっきの景色と打って変わって大きな牛の首が山の向こうを見ている

よく見るともっと他の異物のようにも見えるが
やはりひくひくしながら山の向こうを見ている

あの大きな首の表情を怖いながらも確かめたいと思うが 
夢の途中で目が覚めた
by akikonoda | 2010-05-02 20:04 | 夢詩
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