グローバル化が平和をもたらすとは思えない

グローバル化が平和をもたらすとは思えない
その中で共通語のように通じるものを組み込まなければ
日常は成り立たなくなる
共通語が仮に日本語で日本円であるならば
違和感も若干は薄まるのかもしれないが
少数言語派としては飲み込まれるのは火や爆弾を見るよりあきらかである

英語か中国語か等ということになると
今まで培ってきた細部の文化が壊されかねない

先日 甲斐大策さんの個展に伺ってお聞きした話にも通じることであるが
彼が空海と言う映画に
空海に教えを伝える中国の僧侶として出演した時のことである
中国の文化大革命の後
中国では 遣隋使 遣唐使時代の文化
その時代にどういった硯を使っていたとか
細部ではあるがその時代を確実に再現できると言う術がなく
逆に日本人の甲斐さんが再現に助言したと言うお話を聞いた
再現するにも
若い人をはじめ
映画作りの現場に携わる人達には
伝えようにも伝わらない文化大革命の破壊的性格を垣間見た気がした

日本はまだましな方である
歌舞伎にもお能にもお茶にも華道にも柔道にも剣道にも
細々とそれを愛しあるいは憎みながらも支えるものたちによって
血族や人脈 あるいは組織によって
受け継がれて生き残り続けているのであるから
そこには言葉もその時に生きていたものたちの息吹も吹き込まれている
そこには時代とのずれに対する忍耐が必要ではあるが
続けることで
その美しくも厳しい種核は残り続ける
そのことに敬意を持つ
古いものこそ
時代を超え続けているとも言える
いつでも帰ろうと思えば帰れるものを
少なくとも 守っていきたい
だからこそ
簡単に殺したり壊してはならないと言えるのである

中国は過去をなくしてしまった自分の根源にはぐれてしまった国になろうとしている
上層部の経済貴族化したもの達だけが
外国で買い物三昧と言う皮肉な共産主義圏の階級的恩恵を受けているという訳である
それならば
古くさいと言われるものを壊されないほうがまだましである
時代と歴史に折り込まれずに
安全になるからというだけで
自分たちの文化や土地さえも
明け渡すようなことは決してできない
グローバル化を進めようとする
世界全体が経済貴族達の植民地になることはないのである
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by akikonoda | 2010-06-08 10:00 | 記憶
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