本の話

絵本の読み聞かせを初めてまだ日が浅い中、研修会があって、そこで知り合った保護者の方々の熱心さに驚く。

淡々と日々が過ぎていく中、子ども達の読書への、より幅広い、より深い本の世界への入り口になる為にも、本をただ思いの侭作り、出来るだけ売るようなシステムだけでは成り立たないものを、どのように先に生まれたものとして届けられるかを考えさせられる。

いいものを残していきたいならば尚更、その先をおろそかに出来ないと思われた。

学校図書においては、学校司書教諭は人員削減と言うよりも、福岡市においては15人から30人になったと言われてはいるものの、その絶対数は足りないというのが現状のようで、各学校に配属されている訳ではなく、司書の先生がおられる学校と、おられない学校の図書室にやってきて子ども達が本を読むことを楽しめる空間、環境において、「格差」が出来ているということもお聞きした。

鍵のかかりっぱなしの図書室は確かにかなしいとは思うが。

いわゆる派遣会社のような、実質二時間勤務で6千円前後の給与や、小学校・中学校を掛け持ちで一日勤務で、やはり6千円前後の給与と言うことで、なかなか、税金でまかなわれる図書館、図書室の環境を支える教諭の方々の現実は厳しいということである。


道路に廻すお金が、そういった図書関係の教育から削られたりする場合も見受けられたらしく、そういった見えるところ(本を増やす,手入れをする等)と見えないところ(内面の充実)を併せ持つ「図書環境」の整備は、これからの日本を作っていく子ども達には、必要不可欠であるとは思われた。

高速道路より本を。

高価な本に限らず、安価な本を買うお金に余裕がない人の為にも、学校図書室に限らず、一般図書館の環境整備を進めることは、必要であると思われる。

お隣の韓国、中国等でも、図書館関係の整備は重要視されているとお聞きし、日本において、箱がいくら立派でも、中身が空っぽにならない為にも、本環境の充実を目指してほしいものである。
[PR]
by akikonoda | 2010-07-09 09:17 | 記憶
<< わかりもしないもの 名前さえ >>