東通原発の燃料漏れ、人為ミスか…東北電力
巨大地震
東日本大震災の余震による停電に伴って稼働した東北電力東通原子力発電所1号機(青森県東通村)の非常用ディーゼル発電機から燃料が漏れた故障について、東北電力は9日、部品の欠損が原因だったと発表した。
定期点検のときに組み立て方法を間違い、それがもとで欠損した人為ミスと東北電力はみている。
燃料循環ポンプ付近にある「オイルシール」と呼ばれるゴム製の部品が欠損し、そこから燃料の軽油が漏れた。1号機は今年2月、定期点検に入り、発電機は協力会社が分解し、組み立て直した。東北電力は、組み立ての過程でオイルシールの表裏を逆につけたことが欠損の原因と推定している。
(2011年4月9日20時50分 読売新聞)