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けいたい戦争

むかしむかし、あるところに、けいたい王子がおりました。

「けいたい」を人々にひろめることがけいたい王子の仕事でした。

「みんたん」という組織に所属していましたが、隣りの国や遠い国からお金と「けいたい」を売る権利をもらって、「みんたん」の人たちには10分の一で売り、それから、けいたい王子といわれるようになりました。

「みんたん」というところは、いろいろな仕事をしていました。

「ぱんちこ」というたまにぱんちをするゲームをさせて、人々からお金を巻きあげて、電気と時間をいっぱいつかわせました。

「てれび」にもたくさん「みんたん」の人を送り込み「ぱんちこ」の宣伝を毎日のように流しました。

「てんつう」という宣伝組織も別にあり、スポーツや芸術にはかならず「みんたん」の人を優先的に流しました。

みんな、みんな、ぐるぐるまわってまわって、お金と時間とえねるぎーながしてながしている、ぐるなのでした。

スポーツの世界にも、けいたい王子は力を入れました。

そこでも「みんたん」や「てんつう」は宣伝でおおいそがしでした。


まいにち洗脳におおいそがしでした。


在る日のことです。

けいたい王子は「みんたん」と遠い国の人に「けいたい」で話されているいろんな話を教えろと言われました。

けいたい王子は、本当は「みんたん」と遠い国の人の家来だったので、よろこんで教えました。

「みんたん」の悪口を言う人は「てんつう」ににらまれてつまはじきにされるか仕事を奪われるかしましたが、なんといっても、悪口を言う人の、人に言われてはこまってしまうことをさがしていたのでした。
by akikonoda | 2011-05-30 17:06 | 小説
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