なぜか、北原白秋が読みたくなり、読み返した。
車に乗っても、歌っていたら、子供達や連れ合いから、
へん。やめて。
と言われた。
最近、童謡に回帰しているふしがあるが、いまだに帰ってこれてない。
歌い方が良くないのは、さておき、何かがたりないなとは思う。
作った時の、思いのようなものかもしれない。
言問
岩が根に言問はむ、
いにしへもかかりしやと。
苔水のしみいづる
かそけさ、このしたたり。
草に木に言問はむ、
いにしへもかかりしやと。
おのづから染みいづる
わびしさ、このあかるさ。
小さき日に言問はむ、
いにしへもかかりしやと。
かがやきの空わたる
わりなさ、このはるけさ。
神神に言問はむ、
いにしへもかかりしやと。
はればれとひびき合ふ
松かぜ、このさわさわ。
〜 白秋 〜
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言問わず なにもなくとも とことわに
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