世界の謎が
すこしづつ
すこしづつ
すがたをあらわしてきました
やきついたかげが放射し続ける
なぞなぞが
すこしづつ
すこしづつすがたをあらわしてきました
わらっている
ほら わらっているよ
15さいのおかあさんが
世界はこんなにかげばかりだと
どこかにつながれたひとは
あなたのところに
かえってこないかもしれないが
あなたのおかあさんがあかちゃんのおかあさんになるといっていたって
もし
わたしのこどもだったら
こどもをうませないというひとが
わらってそう話していましたが
わらっているだけでは
すべてのかげはうかばれず
いよいよ
うきあがりつづけるしかないようですが
よをわたる
おにが
すぐよこで
わらっていいました
きのうも
おにをみつけました
かまをもって庭の木を切るよりも
じぶんの手を切ってしまった母のことです
血はにびいろの刃をつたわりました
おにがたからかにわらっていました
ここにも みいつけた って
いいながら