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CDC調査

米国で処方量が最も多いのは「抗うつ剤」と CDC調査
2007.07.10
Web posted at: 20:30 JST
- CNN
ジョージア州アトランタ(CNN) 米国で近ごろ、最も多く処方される薬は、高血圧治療剤や鎮痛剤ではなく、「抗うつ剤」であることが米疾病対策センター(CDC)の調査で明らかになった。米国の成人が使用する抗うつ剤の量は、約20年前の3倍に増えているという。


CDCによると、2005年の1年間に病院や診療所で処方された薬は24億に達しており、このうち1億1800万が抗うつ剤だった。次に多かったのは高血圧治療剤の1億1300万。


米国の成人が利用する抗うつ剤の量は、1988─94年から1990─2000年には3倍に達している。


最近の統計では、1995年から2002年にかけ、48%増加していた。


この傾向に、コロンビア大学のケリー・ポズナー准教授は、「うつの問題は一般的にも大きくなっており、治療が必要な人がきちんと薬を手にしているということで、喜ばしいこと」と話している。


ポズナー准教授によれば、成人の25%が、人生の中で深刻なうつ状態になることがあるという。


また、うつ状態に陥ったアフリカ系米国人の約半数が治療を受けていないと述べ、処方数が多いことは問題ではなく、治療を受けないことの方が深刻だとしている。


一方で、処方された抗うつ剤が、本当に必要なものだったのかどうか、懐疑的な意見の医師もいる。ニューヨーク市の内科医ロバート・グッドマン氏は、抗うつ剤の処方増加の背景に、製薬会社の売り込みや消費者に対する宣伝効果が大きいと指摘。


グッドマン医師によれば、抗うつ剤のテレビ広告を見た患者は、診察時に抗うつ剤を求める傾向が高いと述べている。


実際に、米医学学会誌が2年前、サンフランシスコで役者に依頼し、患者のふりをして医師の診察を受けてもらったところ、うつと診断された後に、抗うつ剤を希望した患者には、希望しなかった患者よりも、より多くの抗うつ剤が処方された。


グッドマン医師が設立した団体は、無駄な薬の処方を減らすためにも、製薬会社からの寄付や贈り物を拒否するよう、医師らに呼び掛けている。


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亜米利加も大変である。

病んだ人。実際の現場で病んだ人に会っている人。寄附や贈り物にさらされがちな人。あるいは取り込まれた人。そこまでないが、不安はある人。無関心な人。やりたいことをやる人。幸せな人。

このどれかを、何パーセントかの割合で持っていたり、もっと別のカテゴリーを膨らませたり、減らしたりしながら生きるのが人だとは思うが。


そもそも、病んでしまうもとがなにか。

ということを考えてしまうと、生活全般に置いて、過剰消費、過剰摂取、過剰攻撃、過剰反応がどうしても頭に浮かぶ。

なにかにつけて、「過剰」に見える世の中は、生き苦しく、生き辛い。
by akikonoda | 2007-07-11 11:35
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