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低い見積もり


東電が漏れた放射能量低く見積もる 保安院が厳重注意
2007年07月18日18時47分

 新潟県中越沖地震で運転を停止している東京電力柏崎刈羽原発6号機から、放射性物質を含む水が海に漏れた問題で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、東電が放射能量の計算を間違えて低く見積もっていたと発表した。今回の地震の対応で相次ぐミスに、保安院は東電の担当者に口頭で厳重注意した。

 東電によると、当初は6万ベクレルと発表していたが、実際は9万ベクレルだった。タンクの水を採取して含まれる物質の放射能量を確認する際、データが書かれた数値を誤って読み取った。外部への影響は従来の発表通り、ないとしている。

 保安院は18日午後、東電の担当者を呼び「ミスが相次ぐと原子力発電への信頼が損なわれ、社会に不安を与える。緊張感を持って仕事をするように」と厳重注意した。

 今回の水漏れトラブルでは、16日午前の地震発生から2時間半後に水漏れを確認したものの、放射性物質が含まれているかどうかの確認を、5時間半あまり放置。国への報告も午後7時近くになってからで、甘利経産相は翌17日未明、勝俣恒久社長を呼び、発電所の火災の初期消火のまずさと合わせて厳重注意した。
by akikonoda | 2007-07-19 07:44
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