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山口会系

アメ横射殺 倒れた男性に何度も蹴り


 東京・台東区上野の商店街「アメ横」近くの路上で14日午前、拳銃による殺人事件が起きた。2、3人の男が元暴力団幹部の男性に向け拳銃を発砲して逃走。男性は背中を3発撃たれ病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。警視庁組織犯罪対策4課は殺人と銃刀法違反の容疑で男らの行方を追っている。

 「パン、パン、パン」——。買い物客でにぎわう日曜日午前のアメ横近くの繁華街に突然、乾いた発砲音が響いた。血を流して横たわる男性、「キャー」と巻き起こる悲鳴、逃げまどう通行人…周辺は一時、騒然となった。

 事件が起きたのは午前10時55分ごろ。警視庁組織犯罪対策4課の調べでは、被害者の男性は住所不詳、指定暴力団山口組系山健組傘下の中西真一元組幹部(42)。拳銃で背中を3発撃たれ、2発が体を貫通。1発が体内に残っており、足元には血の付いた包丁も落ちていた。死因は出血性ショックとみられ、同課が司法解剖して関連などを詳しく調べている。

 逃げた男らも暴力団関係者とみられ、目撃者によると、うち2人は40〜50代で、黒っぽい帽子と上着、ジーンズを着用。身長1メートル70前後。男らは血を流して倒れている中西元組幹部の体をさらに何度か蹴った上で、駆け足で昭和通り方向へ逃走。タクシーに乗って立ち去ったという。

 同課によると、山健組は山口組系暴力団の最大派閥。その傘下団体に所属していた中西元組幹部は東京周辺で活動しており、今年9月に組を破門されていた。

 現場はアメ横に近い、JR御徒町駅そばの商店街の一角。近くで雑貨店を経営する男性(33)は「発砲音がした後、右手に拳銃を持った男が倒れた男性のお尻を何度も蹴っていた。その後、猛スピードで路地を曲がって逃げた」。買い物に来たという60代の主婦は「目の前を犯人らしい男たちが走っていった。捕まえようと思ったけど、怖くて足がすくんでしまった」と青ざめた表情で話していた。

 ▼アメヤ横丁 JR上野駅〜御徒町駅間の高架沿いの商店街。愛称はアメ横。食料品店のほか洋品店など400店以上が軒を連ねる。正月用の食品などを買い求める人たちで混雑する様子は年末の風物詩。

スポニチ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
by akikonoda | 2007-10-15 09:25
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