【ダラムサラ(インド北部)18日時事】チベット仏教指導者ダライ・ラマ14世は18日、亡命政府の置かれているインド北部ダラムサラの私邸で記者会見し、「チベットでの暴力が続くなら、退位する」と語った。
ダライ・ラマは「わたしは非暴力を貫く。中国に対話を通じた問題解決を呼び掛ける」と訴えるとともに、国際社会に事実解明調査団をチベットに派遣するよう改めて求めた。
また、チベット自治区で起きた暴動は、ダライ・ラマの周辺が北京五輪を失敗させるために起こしたとする中国の温家宝首相の発言を否定。一方、チベット独立は達成し得ない要求で、現実的ではないと述べた。
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