人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イラク首相:イラン訪問 米国との安全保障協定を協議

イラク首相:イラン訪問 米国との安全保障協定を協議

 【テヘラン春日孝之】イラクのマリキ首相は7日、テヘランを訪問、8日にかけてアフマディネジャド大統領らと会談した。イラクと米国が締結を目指す安全保障協定を巡り、イランが「米軍駐留の恒久化につながる」と反発しているのに対し、マリキ首相は「イラクを、米国のイラン軍事攻撃の踏み台には使わせない」と述べ、理解を求めた。

 イラクは昨年11月、今年夏までに米国と駐留米軍を巡る地位協定を結ぶことで基本合意した。米軍は現在、国連安保理決議に基づき駐留しているが、今年末に期限が切れるため、2国間協定で09年以降の駐留を可能にするのが目的だ。

 これに対しイランは、ラフサンジャニ元大統領が「イラク国民は協定締結を許さないだろう」などと非難。イランはこれまで「米軍の存在が治安悪化を招いた」として米軍の即時撤退を求めてきた。

 マリキ首相は今回、イランに「協定反対は内政干渉だ」と不満を伝える一方、イラク復興へのイラン企業の参入歓迎などの見返りを提示したとみられる。ただ、イラク政権内でも「協定は、イラクの国家主権を侵害する」と反対する動きが出ており、来年1月のブッシュ大統領の任期終了までに最終合意は困難との見方もある。

毎日新聞 2008年6月9日 19時00分〜〜〜〜〜

駐留米軍のイラン攻撃、イラク首相「許さない」
 【ドバイ=加賀谷和樹】7日夕にイランの首都テヘランを訪問したイラクのマリキ首相は8日までに、モッタキ外相、アハマディネジャド大統領らイラン指導部の要人と相次ぎ会談、イラク駐留米軍によるイラン攻撃を「許さない」と述べた。2009年以降の米軍のイラク駐留を規定する安全保障協定に、駐留軍の活動範囲をイラク国内に限る条項を加える意向を示した格好だ。
 マリキ首相は一連の会談で「イラクの安定は地域や世界の安保面での利益」と指摘。アハマディネジャド大統領も「イラクの安定は(イランとの)二国間関係の発展を通じ実現できる」と応じ、協力を約束した。マリキ首相はイラン側に対し、イラクのイスラム教シーア派民兵組織などへの支援を控えるよう求めたとみられる。


日経〜〜〜〜〜〜〜〜〜
by akikonoda | 2008-06-09 21:07
<< 生産拡大で貢献表明へ 食料不足... トルストイの民話(福音館書店)... >>