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雨の朝 はやく

雨の朝 はやく
言葉が胸をよぎる
ちょっとマニラに行ってきます
今は遠い 遠い声がした

雨の朝 はやく
寝顔を持って
ちょっと働きに行ってきます
おおきな声がした

雨の朝 はやく
すだれが雨風をはじく
ちょっとはばかりに
ちいさな声がした

雨の朝 はやく
パンをこねる
ちょっと触りたくなる
唇に手を押し付けたような

雨の朝 はやく
パンを焼く
ちょっと声にならない
酵母のふくらみ

雨が止んだ
コーヒーをたてよう
ハードボイルドの卵は熱っぽく
キュウリの棘が目覚めの一撃

雨が止んだ
朝が萌えている
きみがのどにつっかかる
パンのみみがなくなった

雨が止んだ
苦いコーヒーを飲み干した
ざらついたそこからのぞいている
黒糖の目だま

おはよう
雨の朝
マニラの朝
すべての朝
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by akikonoda | 2006-08-31 09:05

子供山笠で練り歩いたこと

 今年初めて、子供山笠に参加した二人の息子は、水法被(みずはっぴ)をきて、博多っ子になりきっていた。
 まだ七つと四つで幼い二人は、山車の前を先走りするだけだったが、道で待ちかまえている人達が、水をかけてくれるのを、体中で受け止めて、熱苦しい程の熱気を、冷やしてもらっていた。
 私も一緒に、何キロも歩いたり、走ったりした。ぴしゃっとかけられる水が妙に心地よかった。
 昔から、女人禁制とされていた神事であるが、子供山笠に関しては、緩やかなのだった。
 おいさおいさと掛け声をかけ、皆で練り歩いているうちに、何か一つの生き物になったような、恍惚感をともなった一体感を持った。不思議な感覚だった。

 先日、事故で、橋の上からフェンスを越えて亡くなったと言う、同じ千代流れを練り歩き、走っていた三兄弟のご冥福を祈る。
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by akikonoda | 2006-08-30 21:43

地球は小さい

イラン大統領、米大統領にテレビ討論提案
2006.08.30
Web posted at: 09:59 JST
- CNN〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

テヘラン(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は29日、同国の核開発をめぐる問題解決に向けて同国の視点を国際社会に伝えるため、検閲が行われないことを条件にブッシュ米大統領との「直接的なテレビ討論」を提案した。

大統領は首都テヘランでの記者会見で、国連安保理で米国と英国に与えられている拒否権が「世界の問題の根本的原因」になっていると主張。今月末に回答期限が迫っている安保理決議には直接言及しなかったものの、イランが平和的核開発を推進する権利を阻止することは「何人にもできない」と述べた。

大統領はさらに、近く同国を訪問するアナン国連事務総長からウラン濃縮停止を要請された場合も、これに応じない姿勢を示した。

ロイター通信によると、米ホワイトハウスはテレビ討論の提案について、イラン核問題を懸念する国際社会の注意をそらす狙いがあるとの見解を示した。

また、ボルトン米国連大使は、米国と欧州の同盟各国がイラン制裁に向けて動いていると述べるとともに、安保理決議に盛り込まれたイランに対する条件が米国による押し付けではないと強調した。


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直接対話は大切であるが、劇場化してはきている。
しかし、対話を望む姿勢は必要で、かなり、開かれてきているのは感じる。
地球は案外、小さくなってきていてるので、そろそろ宇宙に飛びだす時期にきているのを感じる。

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しかし、ブッシュ大統領は拒絶したようだ。
結局、得にならないからであろうが、本気で、世界を変えたいのなら、そこで激論でもしたら男気があると言うものだが。
限界なのか。
残念である。
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by akikonoda | 2006-08-30 13:55

カザフはウラン

ウラン鉱山開発で協力、日・カザフ首脳が合意

 【アスタナ(カザフスタン)=宮崎誠】小泉首相は28日夕(日本時間28日夜)、カザフスタンの首都アスタナの大統領宮殿で、ナザルバエフ大統領と会談した。


 両首脳は、世界第2位の埋蔵量を誇るカザフスタンのウラン鉱山開発に協力して取り組むことで一致し、政治対話の継続を確認した。

 日本の現職首相の中央アジア訪問は初めて。

 大統領は会談で、ウラン開発に関し、「日本からの投資を期待する。ウラン鉱山開発を含め、エネルギー分野の協力は戦略的に重要だ」と述べた。首相は「ウラン鉱山開発への日本企業の参画など原子力分野の協力は有望だ」と応じた。日本政府は、カザフからのウラン輸入の拡大とともに、ウラン加工産業をはじめとするカザフの原子力産業の振興や、原子力発電所建設を支援していく方針だ。両首脳は、協力強化をうたった共同声明を発表した。

 また、両政府は28日、原子力の平和利用に関する覚書を締結し、〈1〉ウラン開発に関する法的基盤整備〈2〉カザフスタンの軽水炉型原子力発電所導入に必要な人材交流〈3〉核不拡散体制の整備状況を勘案しつつ、原子力の平和利用に関する2国間協定の締結交渉開始——などが盛り込まれた。

読売新聞より〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

核開発しようとしているのは、イランばかりではない。
天然ガス等をエネルギー効率のよいシステム整備を進めることによって、原子力発電から、脱却しようとしているドイツとは、方向性が変わってきているようである。

ドイツは、苦しいながらもベルリンを統一し、過去の戦争に対する責任として、あらゆる方面で自己改革に取り組んでいるように見えるのだが。

日本は米国に追従し続け、二度も悲惨な核爆弾を受けたにも関わらず、自らそれを持ち、どこにその爆弾を使おうと言うのか。
小泉首相が下準備し、ポスト小泉の安倍氏がかつての戦争で、出来なかったことを、実現しようとしているようにも見える。

米国は、核弾頭を使わないで、かなりの距離を飛ばせる爆弾は用意していると警告している。
核使用に対する国際的な非難を避けようとしての発言であろうが、核が搭載されていないからいいと言うわけでないのは、言うまでもない。

劣化ウランの処理に困り、どうせ爆弾だし、破壊力も倍増するからいいだろうと、劣化ウラン弾に仕立て上げ、イラクに使い続け、他の国を許可も無く処理工場のように使いつづける姿勢に、共感できるわけが無い。

ガンの発生や、被爆による遺伝子への影響と見られる奇形児が増加していると言う現状を、考えるにつけ、ウラン→核開発の動きを、着々と進めているように見える現実を、見過ごしてはいけない。

風力発電、太陽光エネルギーや他のあらゆる代替エネルギーの可能性の開発、使用を視野に入れて実践していくことで、核への脅威を少しずつでも軽減して行く道が地球にはある。
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by akikonoda | 2006-08-29 09:07

『どろん虚』

弍 核戦争とタマゴーグ

 核戦争の噂が跡を立たない。道造とおばあの住むタマゴーグにも、デマゴーグのように、毎日、そのような噂が届いた。

 核を保有する、イスラエル対イラン、シリア、レバノンといった中東の国々がお互い使うか使わないか、せめぎ合っているのは言うまでもないが、インド対パキスタン、北米対南米、日本と近隣諸国の軋轢もピークにさしかかろうとしていた。統一されたばかりの、北朝鮮と韓国が、間を取って名付けた『大韓朝国』が、北朝鮮時代に開発された核技術と、韓国が米国の実質上の支配から独立して、独自で発展し続けた陸海空の軍事力が合わさって力をつけたことに、危機感を持った日本は、米国の確約を取って、ついに核を持つに到った。
 それに反発した中国は、大韓朝国との繋がりを強化していったので、日本海に面した大陸全域が、日本を取り囲むように牽制し始め、ますます孤立するばかりの日本なのであった。
 中近東のように隣接しておらず、海が国を隔てているので、辛うじて戦争に発展することは免れていると言う観であった。
 安倍川現首相は、消費税率引き上げを含む税制改革を掲げ、国民から吸い取ったお金で、更に軍備を強化する方針を打ち出し、教育改革にも乗りだしていた。お婆から吸い取られる米と同じように、小さな政府を目指した政権はどこまでも貪欲なのだった。サイバー大学を更に充実させ、サイバーテロ集団を密かに大陸に差し向けようとしているとのデマゴーグも飛び交っていたが、紳士的な語り口が老若男女にそれなりに支持されているらしい。大衆迎合主義とも言われていたが、大衆吸収主義とも言えた。また、安倍川首相は両手を万歳して、演説することから、万歳首相と言われていたが、お手上げ首相と揶揄するものも少なからずいた。
 さらに、米国からはホールドアッププライムミニスターと言われていた。世界の保安官からの脅しに弱いからだ。昔からあった狂牛病はもちろんのこと、遺伝子組み換え牛や羊、その他の動物を食肉として米国から受け入れているのは、日本だけなのだ。そのうち電気牛だって買えと言えば買うに違いないと侮られていたのだった。
 どんどんものを買うべきだが、そのものを買う行為はそれぞれ買うものの自己責任である。そして、ものを買う為に、御国の為に働いて、美しい日本の魂を取り戻すのだ。が、万歳首相のスローガンだった。
 さて、美しい日本の魂はどこにいったのだろう。田んぼの泥を見ながら道造は考えた。どろんこの田んぼは街中から排除されて、土地は車や人が行き交う硬い物質に覆われている。
 街はこんなに美しいではないか。と思う道造であった。美しい人や車が通り、美しい音楽があり、美しいビルが聳えている。そこにあるかないかわからない魂を美しくといわれても困る。と思った。街には、お婆のように、しわがれた人はほとんどいないし。どことなく、空々しい硬質的な美しさでもあるが悪くない。萌え学的には、アンドロイド派を連想させる。美しく強いそれは、戦闘タイプと介護タイプにさらに分類されるのだが、そのタイプは、道造の目指すものではなかった。どちらかというと女神派か哲学派を追及して行きたい道造には、少し、東京の街の素材は硬質すぎた。ヨーロッパ辺りなら、道造の研究は花開く気がした。それも、南ヨーロッパが程よくいい。やはり、野菜や草花に限らず、萌え出ずるものを感じさせるものには、新鮮な素材のそろう穏やかな環境が必要なのである。
 ここでは、泥の中の蓮を探すことなら出来るかもしれないが、それは、道造にとっては、絶望的なこと、夢の中でしか起りえないことなのであった。泥にまみれたレンコンならあるがな。と道造は思った。もちろん、あばただらけで、穴あきで、すかすかの骨粗しょう症気味のお婆のことであるが、自分も、お世辞にも蓮の花とは言え無かったので、泥の中でじっと大きくなるのを待っている、いってみれば育ち盛りの大穴を狙うレンコンなのだった。

 皮膚のアポトーシス(自死)を促進させることによって、逆に活性化を促し、皮膚をある程度若がえさせられる方法を見つけ出した人類は、その技術の恩恵を受けた人々に限って、見掛け上は、5,60才位で、なんとか老化を押さえることが出来るようになったのだった。内部組織については、まだ開発が続けられているが、ゆくゆくは、内臓にも、ある程度の成果は見られるようになるのではないかと言うのが、一般的な見解である。
 道造のお婆は、それこそ、タマゴーグに打ち込んでいたから、そちらにかける余裕がなかったらしいので、皺は増え、枯れていくばかりであったが、もともと、それほど、美しさに対して、無頓着なのだったから、仮に余裕があったとしても、その恩恵を受けようともしなかったのではないかと思う道造であった。
 お婆の若い頃はどんなだったのだろうか。想像するだけで、寒けがした。しかし、道造は、彼女無くしては、存在しなかったのだから、それは、考えないことにしていた。道造の父親の母親であるお婆は、父親とは似ても似つかない顔だったと話してくれた以外、その面影を想像する術すら無い。写真や映像らしきものを残そうとしなかったお婆の過去は、誰かの記憶の中にしか、残らない代物なのだった。父親には、お婆との付き合いが長いこともあって、そこそこ記憶も残っていたであろうが、今はその父親もいない。
 卵の殻を剥いた、のっぺらぼうみたいなものだな。と道造は思った。過去を無くしたのっぺらぼうだ。何もないのではなく、しわくちゃになって、そののっぺらぼうな部分さえ見えなくなってしまっているが。

 今日も変わらず田んぼに出ている道造は、自分が、なんだか街のなかの巨大な水たまりにはまり込み踠く一匹の蚊か蝿に思えた。とすると、街を行く人達は、蝶かトンボか。
 とりあえず、しぶといので、泥にまみれても、底から這い上がってしまう、かえるぐらいにはなりたいものだと思った。蓮の花に見とれて、蓮の葉に憩うかえるになりたい。と、道造は、白昼夢を果てしなく膨らませていった。
 そんな道造かえるは、田んぼで餌を見つける為でなく、稲を見守る為でなく、田んぼの中にある、微生物を摂取する為に這いつくばっていたのだった。サンプリングして、研究に生かすのだ。今まで独自に研究していた自己増殖を繰り返す菌類や、このとろとろの泥に含まれた微生物のメカニズムを応用して、どこでも、栽培できる植物をつくるのがその主な目的であるが、どんな過酷な場所にでも耐えられる環境を見越しての研究であった。なぜか、自分には時間がない気がした。
 デマゴーグが飛び交うから、気になると言うことももちろんあるのだが、何か虫の知らせと言うようなものが、疼いているようなのだ。早くやれ、早くやれと、腹の中の虫が騒いでいるような気がしているのだ。自分とは違う次元で、何かが蠢いているらしい。
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by akikonoda | 2006-08-28 12:40

後戻りない

後戻りないとイラン大統領

 核開発「神が与えた権利」
 【テヘラン28日共同】イランのアハマディネジャド大統領は27日、「科学的進歩を獲得するためのわが国の決断は絶対的で、後戻りできないものだ」と述べ、国連安全保障理事会の制裁警告決議が求めるウラン濃縮活動停止には応じられないとあらためて強調した。イラン国内で開かれた式典で語った。

 大統領はイランの核開発について「神から与えられた権利であり、義務でさえある」と主張。核による大量破壊兵器を製造し、使用したのは米国だと非難した。

 式典で、大統領はアガザデ原子力庁長官ら14人に対し、核開発での貢献をたたえ、栄誉メダルを授与。その様子は国営テレビで生中継され、白い衣装をまとった男女の踊りも披露されるなど祝賀ムードが演出された。

東京新聞より〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やはり、そう動くのかと言うイランであるが、かつての日本もそうやって駆り立てられていたことを、忘れては行けないと思い直す。

あそこで、日本は、どうすれば良かったのか。
どうすれば、原爆を使わないですんだのか。

武力を持たず理想を掲げているコスタリカの現状も厳しいらしく、略奪されるままになっている部分もあると聞く。

スイスのように銀行が秘密主義で、財産の隠し場所として、温存され機能する永世中立国もある。

今のイランは少なくとも当時の日本のように、人の力だけでなく、石油の力も持っているので、開発は時間の問題であるだろう。十年単位のことと言われているが、実際は、もっと早いかも知れない。

日本はやろうと思えば、数日で出来てしまう力をつけているので、それに便乗してしまう動きもあるので、なんともいえない。

ハタミ大統領のように、一見、温和で聖人のように見えて徳深そうな面持ちだが、かつての政治の影響力で、今も家族的に利益を享受し続けている内面を抱えるイラン。

それに対抗して、庶民的な現大統領の若気の至りで、核開発への執着が暴走し、世界の注目を集めて、これみよがしに発言力を益すイラン。

いずれしても、世界は難しい選択を迫られている。

後戻りできないならば、先に進むだけか。

そういえば、イラン系の女性が、日本人の人がキャンセルせざるを得ない事情から、宇宙観光に出かける切符を手に入れたとか。

政治レベルで、進行する力関係が、フラクタルに、一般の世界にも、現れてきているのか?

ここ日本では、これから、ポスト小泉の安倍氏が、それを巻き返そうとして、色々動き出すつもりでいるようだが、日本が生き残る道は、河合隼雄氏が目指した、文化という力であると、信じたい。

ここで、その魂が死んではいけない。

と強く思う。
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by akikonoda | 2006-08-28 10:59

りんごを思う

赤いリンゴに唇寄せてえ だまあってみいているう あおいそおらあ
リンゴはなあんにもしらないけれどお リンゴのきもちいがあ よくわかるう
リンゴ かわいやあ かわいやあ リンゴ

と、歌った戦後の彷徨える日本人は、リンゴを食べるというより、だまって見ているだけなのだ。
たべたいけれど、たべられない、リンゴ
いいたいけれど、いえない、リンゴ

いじましいリンゴに対する気持ちは、そのまま、彷徨える日本人の心情だったと巷で言われて久しい。

80年代か90年代だったか、ふぞろいの林檎たちというテレビドラマがあったが、山田洋次監督は、戦後すぐのリンゴは見られるものでしかなかったが、いつの間にか手に入れてはいたものの、ガラスのリンゴをぽ〜んと宙にほおって、とりあえず、手で受け止める動作を繰り返す冒頭のイメージでもって、透明で透かして見える壊れそうな、個人的でふぞろいなリンゴや林檎を表現していた。
まだ見られる域を出ていないリンゴ、林檎であったが。

しかし、今となっては昔の話ではないが、現代では、椎名林檎という人が現れて、自らを林檎と名乗り、林檎は今何を思っているか、欲望は欲望のままに、リアルな個人を歌っている。
最近では、その林檎さんは、東京事変というグループになり、時代を敏感に掴んでいる。
東京でなにやら、怪しい蠢きを感じている林檎の言葉に、是非、耳を傾けたいものだ。

戦後すぐ、いじましい程のイメージの中のリンゴがラジオでうたわれた。
それから、がむしゃらに生きてきて、気がつくと、ふぞろいになってきて、くずれそうで透明なすけすけのリンゴや林檎がテレビで観られるようになった。
そして実体をもった生身の個人的な林檎がラジオやテレビ、ライブ、または、CDの中、携帯で、ネット上で、がなりだした。

とりあえず時代はざっくりではあるが変わってきているように感じる。

自分にとってのりんごといえば、子供の頃、イランで食べたアガーの庭の小さなりんごである。
アガーに食べてはいけないといわれてもこっそり食べた、もいですぐ、かじって食べた小さな赤いりんごなのであった。
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by akikonoda | 2006-08-28 08:05

セントジェームス病院を思う

浅川マキのセントジェームス病院(だったか?)を聞いて、学生時代、その病院を想像したことがある。

確か、夜の闇に浮かぶ丘の上の道の途中のセントジェームス病院を見ながら、一人とぼとぼあるき、家に辿り着くと言う内容だった、
歌の中の病院で実際に見たことのないその病院であるが、なぜか、イランから帰ってからすぐ移り住んだ家の近くにあった病院を思い浮かべてしまう。

昔、海の近くにある病院の広い庭を通って姉の友人の家に遊びにいったことがある。
その薄暗く海の見える病院は、時を忘れたように見える老人や心の病を抱えた人達が暮らす病院だった。
だだっぴろい庭は昼間でも松林で薄暗かった。

あの湿気の滲んだ空気の匂いは忘れられない。どこかから薬品の匂いがした。
なぜか行き場のない魄のようなものが、病院の壁の染みになっているような気がしたのを覚えている。

今日、久しぶりに兄に会ってきた。
すこし、まるくなっていた。
身体も心持ちも。

図書館に行きたいと言い出した。
子供達が近くの市民プールにはいっているので、自分は抜け出して、身体の具合を悪くした、兄に会いに来ていたのだが、もう少し時間もあるし、自分も行きたかったので、一緒に行った。

急に雨が降りだした。
子供達は近くのプールにはいっているのに。
近くで落雷とともに、雲が渦を巻いていた。

海が近いから天気も移ろいやすいのか。
山の天気に似ている。
厚い雲が病院の壁のように見えた。

兄は、最近読み始めたという聖書の中にでてくるルカについて調べていた。
私は赤瀬川源平の「正体不明」を見て読んで、ひとりほくそ笑んでいた。
しかし、兄弟だから、どっか引っ掛かることは似ているのかなとも思った。

コーランを読んだあとは
聖書と
禅語録と老子にぼちぼち遷ろうつもりであった。

しかし、そろそろ帰らなくては。
子供達が落雷の
天誅にあっては行けない。

セントジェームス病院は今もどこにあるか分らない。
丘の途中にあるその病院の先には
確か墓場が見えると歌っていたな。

一人あるいて帰った家には
明かりがついていた
誰もいるはずが無いのに

電気をつけっぱなしだった

という、落ちか何ナノか分らない詩の内容に戸惑ったものだが、妙にずんとくる歌だった。
暗闇に浮かぶ呪詛のような歌。
そのまま、闇に引きずり込まれてしまうような歌。

そういえば、病院の壁は
ベルリンの壁にも似ていたな。
同じ壁でも、赤瀬川さんのトマソンの壁の妙には、救われる気がした。
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by akikonoda | 2006-08-27 18:36

京都で宗教者会議世界大会

宗派超え平和への道探る  京都で宗教者会議世界大会
 約100カ国から約2000人の宗教関係者が集い、平和に宗教が果たす役割を探る世界宗教者平和会議(WCRP)の第8回世界大会が26日、京都市の国立京都国際会館で始まった。29日まで。

 WCRPは異なる宗教間の対話を目指して1970年、京都で第1回世界大会を開催。以後はほぼ5年ごとに世界各地で開いてきたが、2001年の米中枢同時テロ以降は初めてで、日本では36年ぶり。

 大会のテーマは「平和のために集う諸宗教 暴力を乗り越え、共にすべての命を守るために」。イランのハタミ前大統領やアン・ベネマン国連児童基金(ユニセフ)事務局長らのほか、仏教やキリスト教、イスラム教など宗教指導者が各国から出席。紛争解決や貧困撲滅の方法を討議する。

イランのハタミ前大統領が日本にやって来たのは、この宗教者会議に出席する為でもあるだろうが、36年ぶりに日本の京都で起きている意味を感じた。
今、日本で、何が出来るだろうか。

武力行使でないのは確かである。
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by akikonoda | 2006-08-26 11:52

試写会によせて

昨日、筆者が関わった「どすこいビューティーズ」の試写会が、関係者を集めて行われた。
全部通して見ていなかったので、やっと全体が繋がったと感じたと同時に、自分の直接関わったイランロケにおける映像の取り扱い、あるいは感じ方に違いがあったのを残念に思った。
普通のイランの映像を見ることによって、戦争をはじめようとする動きを止められればいいと思い協力したつもりだったが、残念ながら、筆者には、それを画像から感じられなかった。
むしろ、かつての戦争も美化している気がして本当に残念である。
関わった者として、違和感は違和感として率直に受け止めて頂ければ幸いである。

こちらも撮影に関わった、コスタリカ研究家の足立力也さんと少しお話させて頂いた際、コスタリカのお話を聞かせてもらったが、そこに自分の目指すものを見つけた気がしたのは事実である。
「コスタリカは武力を持たずに平和に暮らしているのですよ」

読売新聞より〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自衛隊の海外派遣、恒久法必要と安倍氏

 安倍官房長官は25日、NPO法人「US—Japan LINK」が都内のホテルで主催した「自衛隊のイラク派遣・復興支援に関するセミナー」で講演し、自衛隊の国際貢献について、「(海外派遣のための)恒久的な法律が必要だ。恒久法を作ることで機動的な対応も可能になる。自民党で議論しているが、政府も法律にする作業をしなければならない」と述べ、恒久法の整備を急ぐべきだとする考えを示した。


 額賀防衛長官も同じセミナーで、「世界で紛争や人道的復興支援、災害派遣の要請があった場合、政府の判断で国会の承認を得ながら機動的にすばやく対応できるように、一般的な法律(恒久法)を作っておくことが望ましい」と語った。

 自衛隊の海外派遣に関する法律には、国連平和維持活動(PKO)に参加するためのPKO協力法のほか、時限立法のテロ対策特別措置法、イラク復興支援特別措置法などがあるが、小泉首相も「特別法や時限立法ではなく、(恒久法を)将来の課題として検討すべきだ」と指摘している。

 また、安倍氏は、政府の憲法解釈では禁じられているとされる集団的自衛権の行使について、「一緒に活動する外国の軍隊が攻撃された時、我々がその状況を黙って見ていなければいけないのか。真剣に考えなければならない」と述べた。

 セミナーではシンポジウムも行われ、陸自第1次イラク復興支援群長を務めた番匠幸一郎陸将補、宮家邦彦・元イラク公使、英軍に同行してイラク南部を取材した読売新聞社の飯塚恵子記者らが参加した。番匠氏は「私たちは第1走者の役割を果たしただけだ。国民から、いつ、どんな任務を、どのような場所で与えられても対応できるようにしたい」と語った。
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かなり危険な状況にいるのを感じる。
嫌な空気が漂っている。
このまま、戦争に駆り立てられていいのか。
自分たちが、その手助けをしていいのか。

コスタリカの人達のように、理想を持って、さらに自立できないものか。
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by akikonoda | 2006-08-26 08:16