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むぎ

かみのうえ むぎをつむぎて かきむしり あしたまでにはかわききるかな
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by akikonoda | 2009-08-31 22:17 | 短歌

星明かり

星明かり 墨のかおりのする夜の深々とはく いきつぎのまに
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by akikonoda | 2009-08-31 22:04 | 短歌

青春の門等を読む

青春の門(五木寛之)等を読む。


おもしろかったのは、その時代性を無理なく追体験できる過程にある。

青々とした信介の良心のようなものの朴訥さ、たどたどしさや欲望が、伝染してくるような。

カラス峠等も、ありありと目に浮かぶ景色で、そこいらも無理のない、そのままの言葉に描かれていて、妙な懐かしさをそそられた。

失われつつあるものへの郷愁とともに、土臭さが匂い立つ。

骨が埋まっているぼた山からはじまり、死んでしまった母親代わりの人の骨をぼた山を振り返りながらそっと喰らう!場面で終わる第一部には、骨の髄にまで刻み込まれたものをこそ思えと言うような、生きる事/死ぬ事がすぐそこに転がって、肉を削ぎ落とされたような痩せっぽちだが力強かった時代に出来上がった物語だと思わずにはおれなかった。


以前、五木さんの夢野久作に関する文章を拝見した事が有ったが、土着性は、やはり、受け継がれているようで、その土臭さの流れを自分なりに汲んで行けたら見えてくるものがあるような気がしている。

甲斐大策さんの大学時代の同級生が五木氏の奥様であったと甲斐さんの個展に伺った時に、偶然お聞きして、そうか大陸や半島を含めての土臭さであったと、改めて思いいたったものである。

甲斐さんも五木さんも大陸や半島から引き上げてこられた方々なので、その時代を肌で知っておられる、後ろめたさを懐かしさを併せ持ちつつ、今を生きておられる方々でもあり、今後アジアやその先の世界との繋がり方を、理屈というよりも身体で知っておられる方々である気がしている。
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by akikonoda | 2009-08-31 18:51 | 日々の事

かみにかく

かみにかくばってんなぜかおおすぎて はんぶんにしてはこにいれさり
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by akikonoda | 2009-08-30 22:00 | 短歌

それは危険

【ソウル時事】韓国は、東アジア重視を掲げる鳩山由紀夫代表が率いる民主党の衆院選勝利を歓迎する雰囲気だ。だが、民主党内で歴史認識が一致しているわけではなく、日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題を抱える中、楽観を戒める見方もある。

 「歴史を直視する」と明言し、自らの靖国神社参拝を否定する鳩山氏の人気は韓国で高い。メディアも「歴史認識問題で自民党政権よりも柔軟。韓日関係はさらに緊密になると予想される」(29日付東亜日報)などと好意的だ。

 一方、韓国が望む外国人の地方参政権付与に対し、鳩山氏は前向きだが、民主党内では反対意見も根強い。竹島問題では日本の動きが引き続き韓国では注視の対象だ。ムードはうつろいやすく「過度な期待は一気に反発に変わる」(日韓関係筋)と懸念も出ている。 


〜〜〜〜〜〜

どうしても多数派には慣れないものである。

勢いで決められている感じが、どうも気になるのである。

外国人の方の参政権付与というものをむやみにごり押しされるのは、どうかと思っているのもある。

そこが、民主の課題であり、危険性もくれぐれも考慮してもらいたいところである。

個人的には、宗教関係者、韓国においてかなり浸透していると言うプロテスタント系、身近なところで金隈の教会において韓国の方などとの宗教も絡んで仕事にも影響を及ぼすような「問題」があったという方のお話をお聞きした頃から、動きが気になっている。

いかなる国の方も、日本に愛着も何もなく、ただ金儲け、利益優先の対象物としてだけで、遠隔操作するようなことがないように、くれぐれも勢いだけで押し進める事のないように、気をつけていただきたい。


また、ベーシックインカムの導入が、全ての国に住む人にとって平等であり、子育て世帯や老人、子どもだけでなく、働き盛りの一人暮らしの方々にも、最低限度の生活をなんとか支えられると言うような面と、今迄の申請に掛かる無駄な手間ひまや人件費、時間等の節約等からやりくりするとするならば、「最低限」の保障となると思われ、その実現をこころから期待している。
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by akikonoda | 2009-08-30 21:37 | 記憶

さよならから

さよならからはじまることがあるのだと うみとすなはま あきびんにつめ

http://www.youtube.com/watch?v=uVCUTpkFqhY
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by akikonoda | 2009-08-29 22:22 | 短歌

「時代精神」というもの

               生命線は地下を通り、国境線は地上に蔓延る



 交流会館のようなところを出て、シバレイさんのパレスチナやイラクの話を聞きにカフェに戻った。
 まだ早く、二、三人程が店内でくつろいでいた。
 窓辺のところで、お話をされるようにセッティングされているところのようだった。
 そこからほど近くのソファに座って、飲み物を頼んだ。
 それから、ぱらぱらと人が入ってくるのを、ぼんやりと眺めていた。

 イスラエルが一方的にパレスチナに侵攻し、一方的に攻撃をやめたと宣言したりする中、核を持っている事によって。というよりも圧倒的な資金力と軍事力でもって、その国に、その土地に暮らす人たちを囲い込み、それがごり押しされ進められて行くという現実を見て来たであろう、シバレイさんの目や耳や身体を通して感じたものに向き合うのが、正直なところ怖かったのであるが、もうすぐ、その時間が訪れようとしていた。


 自分が幼い頃体験したイランとイラクとの間で起こった戦争の記憶が、歪みながらも目の前にありありと浮かんできそうな恐怖が有ったからである。

 それは、自分の苦しみを生きるだけでも、どうかしそうだという人で、ただの一方的な絶望でしかないと切り捨て、馬鹿なだけで騒ぎ立てて、人騒がせなだけで勝手に悲しんでいるんだろうというような人には共有しがたく理解しがたい事なのかもしれないし、そこまで理解しようとする人は、ほとんどいないかもしれないという事も、自分の内部で、自分の知らない他人の痛みを受け入れきれないのと同じように限りがあるのは、当たり前で、それを無理に求めている訳でもないと言いながら。

 それぞれの苦しみは、それぞれで向き合うしかないということを声を大きくしなくても、どちらにしろ、それぞれ引き受けているものであり、その苦しみも形を変え、手を変え、顏を変えやってくるような代物なのであり、そんなことは、誰彼に言われなくとも分かっていると言った類いの事を言う人がいるのを、苦々しくも、白々しくも、物悲しくも、自分の中にも、他の誰かの中にも、見ているような。

 自分の体験したうちに黒々と横たわったままでこびりついたまま離れようとしない、絡めとろうとつけねらう目をギラギラさせ、ぬらぬらした舌なめずりをしながら聞き耳を立てている電話会社や通信を押さえているものと連係プレイをしている盗聴魔か、人の物語った物語を後追いするように現実化して、それを預言者面をした「予告」のように見立て、あたかも言質を取ったような訳知り顏をしながら、テロを起こしている張本人に仕立て上げようとしているような顏の見えない悪ふざけを好む犯罪組織か、単なる気味の悪い愉快犯のストーカーかが、ひたひたと物陰から忍び寄るのをどこかで感じているような落ち着かない状態。

 あるいはピンポイント攻撃を繰り返すうちに「戦争」に仕立て上げてしまうような、金持ち資本家連中の利権利益をむさぼる事に余念がないような「戦争」の仕組みの細部に、向き合うことに耐えられるかどうか、あるいは振り切る事は出来るのかどうかを。

 いつも、どこかで考えているような心持ちなのであった。


 徐にシバレイさんが入って来た。

 そろそろ始まる時間であった。

 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 シバレイさんは、まずパレスチナの現状、ガザの状況について、ぽつぽつと話し始めた。


 1948年 ガザ侵攻がある前のパレスチナは今よりも広かったんですよね。

 とシバレイさんは言った。


 それから、第二次侵攻、第三次、第四次と度重なるにつれて、どんどん領地が狭くなって行き、1968年に今の状態になり、イスラエルの統治が布かれ国境が曖昧になっていったと言う。

 バルフォア宣言において、英国は二、三枚舌外交とも言えそうなオスマン帝国との駆け引きもあいまって、線引きをしていたと言う。

 
 言語はヘブライ語で、パレスチナ語は方言のような形であるらしく、複雑な状況が言語においても微妙に浸透しているように見受けられた。
 ユダヤ人の方は、母親がユダヤ人=ユダヤ民族と見なされると言う事や、ここ60年でユダヤ人=ユダヤ教徒と言われている傾向があるという事であったが、なぜ「イスラエル人」と言わないのかも疑問として残るが、「人種」としてというよりも「民族」として「言語」が何らかの影響がある為ではなかろうかというようなお話をされていた。


 1948年に、パレスチナ難民のスラム街ができ、失業率4割、国連の食糧援助に頼っている状態であるが、ハマスに物資は入れないとされたと言う。

 パパブッシュが選挙させ、カーターが監視し、民主的な選挙をして政権を手に入れたハマスにも関わらず、木材、建材はほとんどストップされ、認めたがらないと言う。

 「オスロ合意」で、ラヴィン首相とアラファト議長の合意がなされ、ノルウェーが和平を進めていたが、ビル・クリントンがいいとこどりをしたという事も含めて、「国連決議」の方がまだ内容が良かったとも言われていた。土地の境界線、イスラエルの生存権を昔は認めていなかったが、今は認めていると言う。

 

 「壁」ができるのは、「水源」があり、豊かな土地であるからという事。


 イラク、レバノン、他のところにしかけているのは、イスラエル、亜米利加であるという部分を考えないといけない。とも言われた。
 

 エジプトが封鎖している、国境を閉めていることも、事態に拍車をかけているようであった。


 お話を聞きながら、生命線を断たれ、境界線をぶつ切りにされ、壁の中や柵の中に囲まれているのは、そこに暮らしている人たちであるとともに、そこに暮らしていないすべての人たちでもあるような気がして来た。


 封鎖をかいくぐり、穴を掘る人たちも中にはいて、そのことも知られてはピンポイントで狙われて砂まみれになって亡くなった方。
 シファ病院や国連の学校を攻撃されて足を失った少女。
 住宅地での攻撃。
 重金属のダイムやタングステン(ガンを引き起こす物質といわれている)の混じった白リン弾で焼かれた建物や土地がくすぶり続けて、中でも、アブデラボー地域への攻撃がことのほか激しかったという事。
 アムネスティによると、年間30億ドルの援助の中身に含まれ、白リン弾は亜米利加から入ってきているという事。
 ガザの「農場」の6割が破壊されたという事。
 「工場」も破壊された事。
 つまり、ほとんど働けなくするということ。
 通貨はイスラエルのシュケルで、攻撃されればされるほど、イスラエルが潤うという構図。
 停戦後の攻撃で、軍艦からも爆撃されたという事。
 給水車が時々来るくらいで、ひとつのパンを十人で分けていたと言う事。
 南部ザイツゥン地区の集団農場では48人の親族が殺され、砲撃ミサイルを打ち、イスラエルがやって来て、一カ所に集めて、又攻撃して虐殺したと言う事。
 子どもの前で親の首が飛び、内臓が弾けて行ったのを見てしまった子どもたち。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 シバレイさんの生々しい言葉と写真に入り込み、生きたまま埋められて行くような、壁の下に穴を掘り続けているような息苦しさに、向き合うどころか、追いつめられたまま、


 生命線は地下を通り、国境線は地上に蔓延る。


 と、目眩が止めどもなく押し寄せてくるのをよけることもなく、考え続けていた。

 
 (続く)
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by akikonoda | 2009-08-28 19:17 | 小説

東京の友

東京にすむ友が
車にのって帰って来たと
十年前とかわったのは
おたがいの髪の長さがいれかわったっちことと
おたがい親になってきたかいなということ
いつだって
博多に来たら
ラーメンを一緒に食べてさ
今日も食べてさ
むちゃうまかったっちゃんね と こどもらがいうと
そうやねえ
ほんとにそうやねえ と おやらはいうと

ほんとは去年なくなったあの方にもたべてもらいたかったっちゃけどね
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by akikonoda | 2009-08-27 22:11 |

広い背中の夢

がくせいのころの宴のつづきなり広い背中を懐かしむ夢
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by akikonoda | 2009-08-26 22:26 | 夢短歌

ちゅうりつ

ちゅうりつといわれてみればそのようなたちばはどこにあるやしれずや
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by akikonoda | 2009-08-26 22:20 | 短歌