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東京の嘘 と 詩のボクシング

映画「東京の嘘」を拝見する。

ぴーなっつあれるぎーの男の死を巡る物語。
ともいえそうだが海の見える波止場?でキャンピングカーで暮らしている遊牧民的?姉妹を軸にした話である。

ぴーなっつは、普通の人からすれば、毒でも薬でもないが、あれるぎーのひとにとっては、その殻でさえ存在を脅かす、度を超したものとなる。

姉は男との関係においてどこか憤りを感じている風で、ぴーなっつの中身を止めどなく食べ続け、その殻を男に投げつける事でしか、そのどうしようもないものを表現する事が出来ない。
一方、妹は、くだいたぴーなっつをひそませたちよこれいとをその男に食べさせる。

ぴーなっつとは、そののまどてきな、いつでも壊れやすい殻(=キャンピングカーあるいは住まい)につつまれている姉妹(=ぴーなっつ)そのもののような。


あの島田雅彦氏が出演していた。

事件現場に行くと、そこでインスパイアされて食したくなるという一風も二風も変わった教授の役柄であったが、そのまんまありえそうな設定で、無理がないような気がした。



今度の東京で行われる詩のボクシング全国大会でも、島田氏が朗読されると楠さんのブログで発表されていたので、とても楽しみであるが、演劇系を踏まえた方々の朗読は、訴えるものが大きく、届きやすい気がしている。

くらっちさんも団体戦で参加されるので、これ又楽しみである。

山口大会の佐野さんもいい感じに踊って詩ってくださるかと。

他の大会の方々も、これまたしかり。

行けるかどうかはコドモ関係の用事でまだ分からないが、面白くなるのは間違いないので是が非でも行きたい。
by akikonoda | 2009-09-29 17:41 | 記憶
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