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もんじゅ

福井県の西川一誠知事は26日午前、川端達夫文部科学相と直嶋正行経済産業相と3者協議を開き、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の運転再開を認めると表明した。同知事は国による安全性の確保や地域振興への協力などが得られると判断。27日にも河瀬一治敦賀市長とも協議し、その後正式に表明する見通し。1995年にナトリウム漏れ事故を起こして以来、停止していたもんじゅが5月に運転再開するのは確実となった。



「もんじゅ」再開にむけて西川福井県知事と会談する川端文科相(左)と直嶋経産相(26日、東京・霞が関)
 西川知事はナトリウム漏れ事故などを踏まえ、国による安全性の確保や情報公開の徹底、北陸新幹線の整備など地域振興への協力を強く要望。これに対して、川端文科相らは3者協議を常設化し、安全性の確認や福井県側の要望の検討の場とすることを表明。また、福井県を原子力関連の人材を育成する拠点とすることも約束した。

 西川知事は27日にも河瀬敦賀市長の意向を確認したうえで正式に了承を表明する考え。河瀬市長はすでに了承する意向を示している。地元自治体の了承後、経産省原子力安全・保安院などのもんじゅへの立ち入り検査を経て、運転を再開する。

 もんじゅは92年に性能試験を開始。95年8月に発電を始めたが、同年12月にナトリウム漏れ事故を起こして停止した。その後も屋外排気ダクトの腐食などトラブルが相次ぎ、運転再開を4度延期している。

日経〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


新幹線「着工」カードに駆け引き 福井県、もんじゅ再開合意
2010.4.26 11:43
 当初3月中の予定だった高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の運転再開をめぐり、了承の判断を保留している福井県の西川一誠知事が26日、事実上の最終手続きに当たる国との協議にようやく臨んだ。時間を要したのは、再開に伴い県側が求めた地域振興策で国との駆け引きが長期化したためだ。

 県側が特にこだわったのは、約40年にわたる「県民の悲願」(知事)となっている福井への北陸新幹線延伸。だが、同様の未着工区間は北海道と長崎県も抱えている。

 国土交通省は、夏までに3路線の着工優先度を判断する方針を示しているため、西川知事らはもんじゅを“政治カード”に国への働き掛けを強めたが平行線をたどった。国交省が担当する新幹線問題を、もんじゅ管轄の文部科学省を窓口に行う“矛盾”も指摘され、文科省では「引き伸ばすのはお互いに不幸」との不満も。「しつこくて逆効果では」(民主党同県連幹部)との声が地元からも出始め、知事側は了承の潮時と判断したとみられる。

産経〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2010年4月27日 07時38分 ( 2010年4月27日 08時57分更新 )

もんじゅ、ナトリウム検出器故障 再開時期に影響も

 高速増殖炉原型炉もんじゅ=3月、福井県敦賀市で共同通信社ヘリから [ 写真拡大 ]
 日本原子力研究開発機構は27日、運転再開の準備を進めている高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、原子炉補助建物内のナトリウム漏えい検出器が故障し、部品を交換したと発表した。環境への影響はないとしている。空気を送るファンのモーターの過熱で検出器が停止したという。原子力機構は「再開への影響はない」としているが、原因によっては5月上旬とされる再開時期に影響する可能性もある。


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もんじゅトラブル 敦賀市長「なんでこのタイミング…」

2010年4月27日13時48分
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 27日未明に判明した高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の機器故障。14年ぶりの運転再開に向けて国と福井県が合意した直後のトラブルとあって、地元の関係者らは戸惑いを隠せなかった。

 「なんでこのタイミングなのか……」。もんじゅがある敦賀市の河瀬一治市長は27日朝、報道陣からナトリウム漏れ検出器の故障について問われ、思わず首をかしげた。

 26日には、西川一誠・福井県知事と川端達夫・文部科学相、直嶋正行・経済産業相が会談し、運転再開を前提に安全確保策や地域振興策で合意。河瀬市長も「大きな進展」と喜んだばかりだった。

 河瀬市長は「もんじゅの職員も一生懸命やっている。プラントだから故障はでる」などと、事業主体の日本原子力研究開発機構に配慮を見せた。

 一方、故障の報告を受けた西川知事は「詳しく聞いてみないとわからない」「(事故の)程度がわからない」と明言を避けた。

 2008年3月に1次冷却系の検出機器で誤作動があった際には、同機構から地元への通報が3時間かかり、批判の声が出た。昨年も同様のトラブルが続発。同機構は昨年11月、再発防止策を盛り込んだ報告書を国に提出している。

 行政関係者は「今回は単純な機器トラブルだが、これが大きな問題とされれば、もんじゅは最低あと1年は動かない。最悪、廃炉だ」と話した。

 川端文科相は27日朝の記者会見で「なぜブロア(機器)が止まったかということはこれからの課題だが、多少の不具合は起こりうる。関係各所に連絡するということでは冷静、迅速に対応できた」と語った。直嶋経産相は会見で、同機構の対応について「ルール通り速やかに対応した」と評価。運転再開への影響については「あるともないとも明確にはいえない」とした。

asahi ~~~~~~~~~~~~~~


 日本がやらなくても他の国がやると言う事では、すまされない事もあるので、慎重に、進めるべきでないものもあると思われる。
by akikonoda | 2010-04-26 12:01 | 記憶
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