結合 〜あとさきの夢〜

花嫁と花婿が待っている
結婚式場の準備に借り出されている
人々の中

漆黒の肌の花嫁が
太陽の照りつける砂浜で
半裸になっているような

背中を向けて
太陽の輝く砂浜で
寝転がっているような花嫁

花嫁の野生の髪が肩まで延びていた
背中のおれた羽の痕のような
肩甲骨に手を触れる

浜辺で油を塗り
羽の痕から背骨をなぞって
揉みしだいているような

顔のない花嫁は
少し震えながら 
少し笑っていた

花婿はどこ
廊下を渡り
地下の方に行って見た

地下の男達は
丸くて穴の開いた
黒い簡易椅子を片づけていた

もう ことは済んだような
一つの会場で
何かが終わったような

二階があることに気づいて目をやった
踊り場のような処で
髪の長い花婿達が縛られていた

白い縄で縛られていたのだ
眼鏡をかけた花婿達
少し髪の長い男の子たち

それから
白い縄に縛られたまま
引きずられて

更に地下に続く部屋に連行されていった
首を鷲掴みにされ
ばりかんで髪を刈られていた

機械仕掛けの人間に
ばりかんで刈られていた
少し髪の長い男の子たち
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by akikonoda | 2006-09-30 10:26 | 夢詩 
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