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ほむらをみた

きょう いんどのゆめをみた
かわがながれつくところから
かわがはじまるところまで
たびをした

ぎゃくりゅうになって
だくりゅうになって
ひたひたになって
どろどろになって

たいようのねつをつかんで
かげをつかんで
くうをつかんで
きをつかんで

そうして

ぼだいじゅのこかげで
かわのむこうにすむという
ほたるをみた
みずのなかにきえいりそうなほむらをみたのだ

こころもとなく なまなましく
うすみどりがしろくとけてたゆたう
ほたるのような ほむらをみた
ぼだいじゅのこかげで そおっと みたのだ

むかしむかしの月夜のこと
犬と猫が
庭の柿の木をみつめていた
そのさきにみつけた懐中電灯のゆらぎ

とおもったら
だれもいなくて
きづいたら
ほむらのゆらぎは木の高い幹のこずえにすいこまれていった

あれは

月夜にしかみえない
むしとけものにしかみえない
ほむらのかえっていくという
もえいづる木のゆらぎなのだろうか
by akikonoda | 2006-11-24 13:33
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