人気ブログランキング | 話題のタグを見る

段階的

北の核停止「次の段階」盛り込みへ 米の経済支援も 6カ国協議

 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合は19日午前(日本時間同)、北京の釣魚台迎賓館で2日目の協議を開き、北朝鮮の核施設「無能力化」など「次の段階」の完了時期盛り込みを目指し論議した。日本外務省によると、協議は20日も開かれる見通し。会合に先立ち、米首席代表のヒル国務次官補は、人道面からの経済支援について「何ができるか柔軟に考える用意がある」とし、北朝鮮が核放棄に向け前向きな姿勢を示した場合に検討する意向を示した。

 ヒル次官補は全体会合の後に米朝2国間協議を持つことを検討していると言明。日本側首席代表の外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長は「次の段階」の完了時期に関し「できるだけ早く目標を達成した方がいい。一定の期間に達成できるよう合意できるのが望ましい」と述べた。

 次官補は18日の会合で「次の段階」の日程について各国が大筋合意しているとしており、具体的手順や技術的問題に関しては作業部会で調整されるとみられる。作業部会は8月中の開催でほぼ一致しているもようだ。

 北朝鮮に提供される重油95万トン相当のエネルギー支援についても、北朝鮮が何を求めているのかを具体的に取り上げ、分担方式をめぐり意見交換することも予想される。

 日本はエネルギー支援参加には拉致問題進展を条件とする立場を変えておらず、日朝作業部会再開を通じ北朝鮮に前向きな対応を求める構えだ。

 各国首席代表は午後に楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相を表敬訪問、夜には戴秉国外務次官による夕食会が開かれる見通し。(共同)

(2007/07/19 17:16)
by akikonoda | 2007-07-19 18:27
<< 平和の願い 河合隼雄さんが死去 >>