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えん罪

FBIえん罪訴訟、連邦政府に120億円超の支払い命令
2007.07.27
Web posted at: 15:02 JST
- AP
ボストン(AP) 1965年の殺人事件で、無実を証明する証拠を米連邦捜査局(FBI)が隠匿したために終身刑を言い渡され、数十年にわたって収監されたとして、元受刑者と遺族らが起こした損害賠償訴訟で、ボストン連邦地裁は26日、連邦政府に対し、1億170万ドル(約121億円)の支払いを命じた。

訴えていたのは、同事件の元受刑者4人のうちピーター・リモネさん(73)、ジョセフ・サルバティさん(75)と、獄中で死亡した残る2人の遺族。同地裁のガートナー判事は判決文の中で、「FBIの不正行為がえん罪の原因となったことは明らかだ」と断じた。

事件では、ギャング組織に所属するFBIへの情報提供者が、男性の殺害に関与した別の情報提供者を守る目的で、元受刑者4人に罪を着せたとされる。司法省による01年の調査で、FBIがこの策略を示すメモを持ちながら隠していたことが明るみに出た。4人は1968年から服役していたが、サルバティさんは97年、リモネさんは01年にそれぞれ釈放された。
by akikonoda | 2007-07-30 09:18
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