テヘラン──イランの首都テヘラン市内のテヘラン大学で8日、アフマディネジャド大統領の講演が開催されたが、学生100人近くが抗議デモを開催し、大統領を「独裁者」と非難した。
デモ参加者の学生と、アフマディネジャド大統領を支持する強硬派学生らが講堂で小競り合いを展開するなか、大統領は「独裁者に死を」とのシュプレヒコールを無視して、科学の長所と西側民主主義の落とし穴について語った。
機動隊が校門前から大学構内を監視するなか、強硬派学生らは大統領への感謝を叫んでいた。大統領が同大を去った後、デモ隊は解散した。
大学生はかつて改革派の支持基盤だったが、ここ数年は保守強硬派アフマディネジャド政権からの強い圧力を受け、学生による反体制デモは少なくなっている。
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イラン大統領、ボリビアを訪問
《一一億㌦に上る協力協定に調印》
イランのアフマティネジャド大統領は九月二七日、ボリビアを訪問、モラレス大統領との間で両国間における協定に調印した。
鉱業、炭化水素、農業、天然資源、水資源、科学技術部門に及ぶもので合計一一億㌦の協力協定。
ボリビア国内アンデス地方におけるリチウム及びウラン開発も含まれている模様で、野党側は「そうであれば協定に反対する」との姿勢。
共同声明には、平和利用目的の核エネルギー開発の権利で認識しあったとある。
両国間では二週間前に国交条約が結ばれた。