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民主の年金流用禁止法案が参院可決、衆院へ・成立は厳しく

民主の年金流用禁止法案が参院可決、衆院へ・成立は厳しく
 民主党が今国会で参院に提出した年金保険料流用禁止法案が2日午前の参院本会議で民主、共産、社民各党などの賛成多数で可決され、衆院に送付された。自民・公明両党は反対した。先の参院選での与野党逆転を受け、民主が参院に相次ぎ提出した独自法案の参院通過は初めて。ただ、衆院では自公が多数を占めるため、成立は困難な情勢だ。
 同法案は年金保険料の使途を年金給付に限定して、年金の広報や事務費に充てることを禁じる内容。グリーンピア建設などの保険料無駄遣いへの批判を受けて、民主が参院選マニフェスト(政権公約)に重点施策として盛り込んでいた。民主の輿石東参院議員会長は2日、法案通過を受けて記者団に「野党が議員立法をつくり成立した」と強調した。
 与党は「年金事務費への保険料充当をやめると、追加の税負担が生じる」として、反対に回った。衆院には対案として、年金教育や相談のための施設整備への保険料充当を禁じる社会保険庁改革関連法改正案を提出する方針だ。(11:01)

日経〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「年金流用禁止法案」参院通過、野党提出で14年ぶり可決

 民主党が参院に提出した「年金保険料流用禁止法案」は2日午前の参院本会議で、民主党など野党の賛成多数で可決され、衆院に送付された。


 衆院は同法案に反対する与党が多数を占めており、法案の行方は不透明だ。

 参院で野党提出法案が可決されたのは、1993年3月に当時の社会党などが提出した、証人喚問をテレビ中継できるようにする議院証言法改正案以来、14年ぶり。当時も参院では与野党が逆転していた。

 流用禁止法案は、福祉施設の整備などにも使われてきた公的年金の保険料を、年金の給付以外に使えないようにすることが柱だ。現在は、年金の運用に必要な事務費など約2000億円を年金保険料で賄っている。流用禁止法案が成立すれば、こうした費用は税財源で賄うことになり、民主党側は「保険料よりも予算の執行の監視が厳しくなり、無駄遣いを減らせる」と主張している。

 一方、自民党は2日の厚生労働部会で、民主党の年金保険料流用禁止法案の対案となる議員立法「国民年金事業運営改善法改正案」を了承した。来週にも国会へ提出する予定だ。

(2007年11月2日11時41分 読売新聞)〜〜〜〜〜〜
by akikonoda | 2007-11-02 11:41
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