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ASEAN憲章 加盟10カ国調印 15年に共同体創設へ

ASEAN憲章 加盟10カ国調印 15年に共同体創設へ
2007年11月21日 朝刊
 【シンガポール=吉枝道生】東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が二十日、シンガポールで開かれ、域内の最高規範となる「ASEAN憲章」が制定された。結成四十年を経て、ASEANは緩やかな連合体から脱皮し、法にのっとった高度な地域機構を目指すことになる。 
 加盟十カ国の首脳が憲章に調印。各国で一年以内をめどに批准し、その後発効する。
 ASEANは二〇一五年の共同体創設を目指しており、この日は経済共同体のための今後の行程を定めた計画にも調印した。
 ASEAN憲章は、前文と十三章五十五条で構成。民主主義や法の支配、人権と自由などを原則として、地域のあるべき姿や意思決定の方法などを明文化した。
 これまでASEANは全会一致を原則としていたが、首脳会議で全会一致以外の意思決定ができる規定を新たに盛り込んだ。しかし、起草段階で議論された多数決方式は見送られ、実効性は未知数だ。
 ミャンマーを念頭に加盟国の人権問題を扱う「人権組織」創設も明記されたが、内容は今後の外相会議で決めると述べるにとどまり、憲章違反についての制裁などもない。
 そのほか、首脳会議を年二回とすることなどが盛り込まれた。
 憲章の制定によって加盟国の行動には法的な義務が課されることになり、新たな共同体創設に向けて対応を加速させる。

東京〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
by akikonoda | 2007-11-21 14:39
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