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行列の行方〜チベットとミヤンマーとイラクとイラン


今 チベットで暴動が起こっている 
チベットの人を殺すのは どこの国のものが暴動に加担していようが
反対である 

ミヤンマーでも抗議の行列が道を行き蹴散らされ
血を流すように僧侶がひたひたと歩いていたが 
その僧侶は誰かに雇われたかもしれないと言う人もいた 

だからといって
暴力で蹴散らし 誰彼かまわず血を見せつけるのは
反対である

侵略戦争が泥沼化している
イラクは五年目に入ろうとしている その時に
暴動が起こったのは偶然なのだろうか等と誰もいわないのは必然だろうか

中国である世界の運動会をボイコットしようと言う動きもあるが
ソ連時代のロシアでも
モスクワオリンピックがボイコットされていたのを思い出した

イランにいた頃
確かコアラだったと思うが
モスクワオリンピックのマスコット!Tシャツをもらったのを思い出した

二、三枚もらったのはもういらなくなったからだったと思うが
毎日のように小学校に着ていったのは
オリンピックの為ではなくマスコットTシャツがゆるりとかわいかったからだ

三兄妹で着ていたので
学校の行き帰りに
デモ行進していたようなものだったが

血の粛清を受けないで済んだのは
何も知らずに 何も考えず
ゆるりと歩いていたからかもしれないが

まだ そのころは イランイラク戦争も始まっていなかったが
女の子にスカーフをかぶらせないでよかったイランで
みんな短パンをはいて男の子も女の子も交じって野球をしていた

いつのまにか 
戦争で儲かる資本家の蔓延る国々から
それぞれ戦争資金を注入されたイランとイラクで戦争が始まり

スカーフをかぶらされ 
隠され 女と男をふり分けられ
戦争はいよいよ激しくなっていった

そうして
コアラのTシャツは使い古されて
どこかにいってしまった

Tシャツはどこにいったのだろう
血はどこでながれているのだろう
あの行列はどこに行ったのだろう

〜〜〜〜〜〜〜

どこかで 聞き覚えのある声がした
気をつけろ 
また 何か始めようとしている

〜〜〜〜〜〜〜
by akikonoda | 2008-03-21 09:06
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