【ワシントン8日時事】米軍のイラク派兵について、米国民の約6割が「失敗だった」と考え、撤退を支持していることが、ギャラップ社の世論調査で8日までに明らかになった。ブッシュ政権のイラク戦略に対しては、米陸軍幹部が「兵士は回復不十分なまま繰り返し派遣されている」と批判するなど、軍内部からも不満が噴出している。
調査は2月下旬、18歳以上の米国人約2000人を対象に行われた。それによると、撤退に関して「段階的撤退のための期限設定」を支持したのは41%、「即時撤退」は18%で、合わせて約6割が撤退を支持。「情勢が改善するまで駐留」と答えた人は35%にとどまった。 時事〜〜〜〜〜 あくまでも、自分の仮説なのであるが、今回のチベット問題は勃発した「時期」がイラク開戦5年の少し前だった事が、ずっと、今でも引っ掛かっている。 更に、仏教国繋がりで言うとミヤンマーの虐殺事件があるが、この事件もまた、パキスタンのブットさん暗殺事件の同「時期」発生であったことが、引っ掛かり続けている。 端的に言えば、このチベット問題とミヤンマー問題は、イラク問題から目をそらさせる為のものでもあったと思っている。 自分が子供の頃、イランイラク戦争にたまたま居合わせて、そのただ中に投げ出され、誰にも助けられず、分けも分からず空から爆弾が降ってくる日常を味わって、動物愛護(鳥の犬も猫もどぶねずみも人間も)など吹き消され、緑も建物もぶちこわすような焼き討ちが、すぐそこにありえる現実と言うものを体験してからというもの、尚更、そう思わずにおれなくなり、人間は、もちろん自分もひっくるめて状況によってコロコロ変わる、弱く残酷な生き物であると思わずにはおれなくなった。 生も死も一瞬で消えてなくなるという、無感覚にさせるけだるさが、いつも戦争にはあったが、何も出来ずに、無抵抗の侭、虐殺し/されると言う点において、その残虐性を、見て見ぬ振りをする事は今も出来ず、自分もまた、そのような状況において、どう考え、どう動けばいいのか、ずっと考え続けてもいた。 チベットやミヤンマーの方々の、その降って湧いたような、大国間の狭間で、都合のいい時だけ調子のいい事を言われ、もてあそばれるように殺され、追い立てられ、管理され、監視され、どこにも行く場所のない苦痛は、自分の根っこに蔓延る、同じものが今も言う事をきかなくなることもあるので見ているだけでいたいのであるが、ただ言葉にすることで、簡単に苦痛が和らぐ訳でもないのは分かっているが、あからさまな国際情勢の操作と思われるものには、振り回されたくないと思うので、そのままの状態を見て、思い至った事を述べてみる事にする。 中国と亜米利加、チベットと亜米利加の三角関係、あるいはイラクも交えて四角関係(その向こうには、もちろんイランや中東諸国、ロシア、NATO軍の力関係も垣間見れるだろうが)を抜きにしては、この問題は、捉えきれないと思われる。 リンクさせてもらっている惑星テラさんによると、カナダの報道で、中国の兵士がチベット僧の服を持って、何か演技指導の説明を受けているかのような写真が流れていると言うことであった。 もし仮に、その写真が事実であるとしたならば、今のところ、考えられることとして, 1、中国当局がチベット僧に成りすました、チベット弾圧工作行動 2、中国当局が亜米利加当局との裏取り引きで、イラク問題とチベット問題を双方の利益となる結果を見越しての工作行動 があるのだが、昨今の中国五輪ボイコット運動がヨーロッパにおいて激しさを増しているところを鑑みて、亜米利加と中国の裏事情があるとするならば、イラクやアフガニスタンなどにも首を突っ込んでいる、NATO軍の主要戦力である仏蘭西等は特に、黙っていないのではないかと思われ、上記2が考えられるが、1の可能性もまだ捨てきれない。 独逸は五輪に反対とは今のところ表明していなかった(と把握している)が、それはEU諸国の役割分担として仏蘭西とのさじ加減で起きたことであろうと推測でき、ロシアはロシアで、過去にボイコットされた苦い経緯もあるので、むやみに利権関係の強い中国を追い込む事はしないと思われる。 報道を流したカナダは亜米利加と通貨を統合すると言う話もちらほら出ているので、そこいらの事情で、亜米利加から、リークされるよりも、露骨ではないという役割を担っているのではないかと、今のところ、推測している。 チベットのダライラマの兄弟の方で、精神面ではダライラマ、実動部隊はその兄弟の方で、その方は亜米利加の当局に鍛えられていると言うことも以前聞いた事があるのも、気になるところである。 チベットに顔を立てる為にチベット問題を大きく扱う一方で、中国にチベット弾圧の機会を与えると裏で示し合わせて、イラク問題から、大きく目をそらすことができたとしたら、誰が、何の為に操作したかが問われてくるが、果たして、中国当局だけで、チベット弾圧にあからさまな行動を起こす「時期」であったかと言うと、自分には疑問がわき上がる。 五輪ボイコットまで視野に入る、世界の拒否反応を受けるであろうことも予測できるであろう「時期」にあえて事件を起こす意味があったか/なかったかを考える必要性がある。 それらが、もし起こったとしても、ぶれないような何らかの関係性を保証するものが、ここでは亜米利加との利害関係があるように思えてならないことを受けて、冒頭に述べたように上記2の可能性が強いと自分は推測しているが、今後、どう報道され続けるかで、何かが見えてくる事と思われる。 今のところ、暴動のあるところには、(亜米利加あるいは中国のあるいは他の国の)資本に絡んだ武器商人や当局が絡んでいるのではないかとも考えているが、中国の五輪のボイコットの輪が大きくなっていくとしたら、中国が裏で繋がっていようがいまいが、亜米利加の策略があったと推測される。 また、このまま、チベット問題がうやむやになっていくとしたら、亜米利加当局が裏で繋がっていようがいまいが、中国には痛くも痒くもなく、チベットやミヤンマーや日本は踊らされる可能性がある。 さらに最初に立ち返って、イラクからの緩やかな撤退への助走として、他の国での暴動やテロを誘発しかねないとも、予測している。 それもまた、今後の武器に絡んだ資本家や政治家の動きを見れば分かってくる事であろう。 確かに、チベットの方やミヤンマーの方は命の危険まで背負わされて五輪どころではないと思う。 また、資本に踊らされつづけているのは、運動で食っている五輪選手でもあろうが、知らない間に税金をつぎ込まれ続けているかやの外の人間、資本や政治利権に関わりのないあなたや私でもある。 チベットのダライラマの言う通り、殺し合いののしり合うのではなく、当事者同士が、辛抱強く会話で、対話でもって、双方が納得できる形で解決してくれる事を望むのは自分だけでないと願っている。
by akikonoda
| 2008-04-09 10:54
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