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<三菱UFJ>米モルガンに出資、筆頭株主も

<三菱UFJ>米モルガンに出資、筆頭株主も
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は22日、米証券2位モルガン・スタンレーの第三者割当増資を引き受け、普通株式を最大20%を取得する方向で合意したと発表した。20%出資の場合、出資額は9000億円台に達し、モルガンの筆頭株主になる。日本企業の海外金融機関への出資では過去最大規模。三菱UFJは取締役を少なくとも1人派遣する。米証券4位のリーマン・ブラザーズの破綻などを引き金とした米金融危機は邦銀も巻き込んだ再編に発展した。

 三菱UFJはモルガンの資産を精査、最終的な出資額を決めるが、10%の出資にとどめる可能性もある。事業面では、モルガンが得意としてきたM&A(企業の合併・買収)などの投資銀行業務で世界的な提携を進めたい考えだ。

 モルガンは07年11月期通期決算で米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題絡みで計108億ドル(約1兆1500億円)の損失を計上。今期は08年6~8月期まで3四半期連続で減益ながら黒字を確保したが、リーマンの破綻や米証券3位のメリルリンチが米銀大手バンク・オブ・アメリカに身売りする中、株価が急落し、資本増強を迫られていた。米銀大手ワコビアとの合併交渉が報じられていたが、最終的に三菱UFJ単独の出資となった。

 米金融不安が表面化した昨年夏以降、サブプライム関連損失が米欧に比べて少なく経営体力で比較的余裕がある邦銀は米欧金融大手に出資に動き、今年1月にみずほコーポレート銀行がメリルリンチに約1300億円、6月に三井住友銀が英銀バークレイズに約1000億円の出資をそれぞれ発表している。

【坂井隆之】

毎日〜〜〜〜〜〜〜
by akikonoda | 2008-09-23 05:25
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