悍[HAN]の創刊号〜特集1968〜を読んでいた。
前田年昭さんが編集人として携わっておられるとミクシィ内で告知されていたので、とても楽しみにしていた(ジュンク堂で入手)。
中でも、ユンガーやバクーニン、アジア主義について、深く鋭い視点を垣間見せていただいた、千坂恭二さんの書かれたものが楽しみで、どういったものか心待ちにしていた。
他にも、著名な方々によるお話や座談会、匂い建つような赤テントのお話等が、びっしりと、組み込まれていた。
68年についての、そのまっただ中で過ごした方々や、その後を見つめて続けている方々の、証言と実行の数々とドキュメントの細部が、記憶とともに掘り起こされていく。
そこに関わった方々の中でも、ほんの一年の違いで、68年の受け取め方が違っていたという事実も、其の中にいたからこそ、実感できる事であったろうと思われた。
その当時の革命的行為は、実はまだ続いているようにも思えると言う事も語られていたが、其の頃から解決していないことは、確かに多くあるように思える。
具体的に自分の中で引っ掛かっている事は、アジア主義等も絡めて、また、じっくり消化・昇華、咀嚼してから、書かせていただきたい。