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硫黄島へは行かない夢


駅の階段を下ると
なぜか 硫黄島へ行く船が来ていた
階段の先は
海水にまみれて
階段が沈みながら
ゆらゆらしていた
なぜか 工事中で黄色いヘルメットが浮かんでいた

色んな人が
背中を丸めて
その船に乗り込んでいったが
その船には乗らないで
岸辺の階段を
また
引き返すように上っていった

何も無い白壁の広い部屋があり
そこで
音を楽しむ一人の先生が待っていた
しばらくぶりの気がしていたが
肩から首にかけてのながれが
妙にがっしりしていて(うっすらともんもんまであるような)
かなり変わった事に気づく

その部屋の左奥の隅っこに
長四角のテーブルがあり
そこで
朝ご飯を食べるために
斜向いにその先生と座りあい
今までの音を聴こうとしている
すこし落ち着いた事に気づく
by akikonoda | 2008-12-16 08:46 | 夢詩
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